2022/04/14 18:17
大変お待たせいたしました!New!歴史パズル 第二章 第三節 泊の歴史を伝える散策道
忘れそうだから前回のクイズの答
〇宮古の人とできないゲームがあるんです。それは次のうちどれでしょう?
1.早口言葉
2.しりとり
3.なぞなぞ
答は 2.しりとり
宮古の方言は❝ん❞から始まる言葉があるので、エンドレスゲームになりますね。❝んみゃーち(いらっしゃいませ)❞❝んず(魚)❞など
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それでは「泊手トゥマイディー」の達人松茂良興作まつもらこうさくのふるさと「泊」の散策を始めてみましょうか。
まず訪れてほしいのは「泊散策道」。那覇市立泊小学校の東側の門から道路を渡ったところにあります。道路沿いに泊の歴史や人物に関するレリーフを作ってあるコミュニティー道路ですね。ペリー提督の訪問の様子、武士松茂良と呼ばれた松茂良興作、沖縄の三大歌劇「泊阿嘉トゥマイアカー」那覇ハーリーの船、崇元寺石門などのレリーフや説明、花壇などがありますよ。
※「泊散策道」は一方通行です、車で通行の際は泊小学校側からは入れませんので、訪れる際は気をつけて下さいね。
↑泊散策道
↑泊散策道
↑武士松茂良と呼ばれた松茂良興作
沖縄の伝統芸能、名作にふれてみましょう!
○大ヒットの名作「泊阿嘉トゥマイアカー」
1879(明治12)年琉球王国がなくなり「沖縄県」が設置されると職を失った士族の一部が首里に仮小屋をたて、組踊クミウドゥイや舞踊などの芸能を見せていました。その後、那覇に移り本格的に芝居小屋を建て、演劇を行うようになります。
1910(明治43)年に我如古弥栄がねこやえいが「泊阿嘉トゥマイアカー」という歌劇を創作、台詞を歌にのせて歌うもので、112日間連続上演という驚異的な大ヒットを記録しました。
歌劇「泊阿嘉」あらすじ
3月3日浜下りハマウイの日、若狭のアカチラ浜で、久茂地くもじの青年「樽金タルガニー」と泊の「思鶴ウミチル」が出会う。思鶴に一目惚れした樽金、泊高橋に通い詰め、99日目に二人は結ばれる。ところが、当時は親の承認を得ない恋愛はタブー。樽金の父親は、樽金を伊平屋島へ仕事に行かせ、二人を引き離す。
思鶴は悲しみにくれ、病気になり、死ぬ。伊平屋から那覇に戻った樽金も、思鶴の死を知り、思鶴の墓前で死ぬ。沖縄版ロミオとジュリエットのような話ですね。
思鶴は死ぬ前樽金に長い遺言を残します。遺言を読むシーンがモチーフに描かれています。
↑泊阿嘉トゥマイアカー